ベースの呼び方いろいろ


作成日: 2019/01/17 更新日: 2019/01/17

 

アメ民の周りではよく"ウッドベース"と呼ばれ、吹奏楽やクラシックなどでは"コントラバス"と呼ばれ、著者の妹がオーストラリアでホームステイした先では"ダブルベース"と呼ばれていたというこの楽器。
それぞれどういう起源なのか、気になったのでインターネットを使って調べてみました。

結局、他サイトさんの焼き直しになった気がしますが、ご容赦ください。

 


目次

 


コントラバス

 

チェロ等のバス帯に対する(さらなる)ベースという意味。
主にオーケストラ、クラシック界隈などで使われる。

オーケストラの古い曲ではベースラインはチェロが担当しています。
コントラバスはチェロを補強するものとしてオクターブ下を弾くのが普通でした。
つまり、「バスに”対する”さらに低い音域」という意味だと思われます。
恐らくはチェロ等のベースに「対する」(さらなる)ベースという意味で使われているのだと思います。
(参考元: コントラバスの名前の由来を教えて下さい。コントラって、「逆」とか「反対」... - Yahoo!知恵袋)

contra-の意味

上記によれば、"contra-"は「~と逆の」、「~に対する」という意味の接頭辞のようです。


ダブルベース

 

チェロの1オクターブ下を演奏するから、2重の低音 という意味。または、2倍低い音 が出せるという意味。
英語圏で使われる。

なぜダブルベースと呼ぶかというと、バロックや古典派あたりまではチェロと同じ音形を1オクターブ下の音域で演奏することが多かったため、2重(ダブル)の低音(ベース) といわれたという説が有力。
(引用元: ベースという楽器の呼び方の数々)


ウッドベース

 

木でできたベース という意味。エレキベースと対比して使われる。
ジャズ界隈で使われる。
アメ民の周りではこの名前をよく聞きます。
和製英語。

※エレキベースも木でできていますが、木の分量は圧倒的にこちらが上ですし、 見た目が木ですしね。


ストリングベース(弦バス)

 

管楽器と対比して、 弦(ストリング)のベース という意味。
主に吹奏楽で使われる。

吹奏楽についてはあまり詳しくないが、ブラスバンド関係では管の低音楽器(金管のチューバ等)と区別する必要がある場合、管楽器に対して、弦(ストリング)のベースということで、この名がつけられ…
(引用元: ベースという楽器の呼び方の数々)


アップライトベース

 

直立したベース という意味。
エレキベースが肩にかけて横持ちで使うのに対比して使われる。

直立させて弾くが、ピックアップを繋げないと大きな音が出ないものはエレクトリック・アップライト・ベースに分類されるようだ。

アップライトの意味

アップライト(upright) [名・形動]
直立していること。また、そのさま。
( アップライトとは - コトバンク)


アコースティックベース

 

電気的な装置を使わないベース という意味。
昔はコントラバスの事を指していたようですが、今では殆どがアコースティックギターと同じ形をしたものに使われる気がします。

アコースティックの意味

アコースティック(acoustic) [形動]
《音響的な、の意》電気的な機器・装置を使わない、楽器本来の響きをもつさま。生の。
(アコースティックとは - コトバンク)


ベース・フィドル

 

ケルト系音楽でヴァイオリンをフィドルと呼ぶのに対し、コントラバスをベース・フィドルと呼ぶ。

(ケルト系の音楽でヴァイオリンの呼称であるフィドルに対し)とWikipediaにありますが、著者は聞いたことありません。調べても殆ど出てきませんでした。 フィドルに形が似てるからでしょうか?

 

<追記>どうやら、「擦弦楽器を総称してfiddleと呼ぶらしい」と情報提供頂きました。
だとすると、"ベース音域の擦弦楽器"といった意味でしょうか。ありがとうございます。

 


各言語での名称

  • 英語
    • contrabass
    • doublebass
    • stringbass
  • ドイツ語
    • Kontrabass (Kontrabaß)
    • Bassgeige (Baßgeige)
  • フランス語
    • contrebasse
  • イタリア語
    • contrabbasso
  • 中国語
    • 低音提琴
    • 低音大提琴
    • 巨大提琴
    • 妖怪提琴

おわりに

 

調べてみると、同じような事を調べているサイトさんがいくつか見つかりました。

やはり名前がたくさんあると調べたくなりますよね。


コントラバス、ダブルベースは、チェロなどの他のベース音域楽器と対比した呼び方のようでした。
アコースティックベースやウッドベース等の呼び方は、エレキベースに対しての呼び方でした。 つまり、何と対比させるかの状況次第で呼び方が変わってくるみたいですね。
(そう考えると、アメ民では必然的にエレキベースとの対比が多くなるので、ウッドベースが多いんですね)

 

参考・出典